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2009.08.08

ライブレポ『KiDS FARM TRiO IN 阿佐ヶ谷NextSunday』

2009.7.30

JR阿佐ケ谷駅と地下鉄南阿佐ヶ谷駅の中間に位置するライブハウス「阿佐ヶ谷NextSunday」が本日の舞台。

ひんやりとした冷気が上がってくる地下への道に誘われて降りていくとバーにたどり着く。
低い天井と高くない位置のステージのおかげでまるで一枚の「絵」のように感じる場所で、
ビールが1杯300円の良心価格にプラスして『おにぎり』の存在がキャッチィな小屋でした。

さてさて、今宵はレコ発ワンマンライブ。 まずは999円の3rdシングル「Venus」を購入。

ワンマン主役の「KiDS FARM TRiO」さん(以下「K.F.T」)はグランドピアノ&ボーカルのISSEIさん、ベースのUSSYさん、ドラムのOKA-Pさんで構成されたギターレストリオ。個人的には音の配分とアレンジメントが絶妙と感じているバンドです。でも好きになった理由は「自分の耳に心地よい」それだけかもしれません。

今日のライブハウスは控室が舞台袖になくて、始まる直前は客席のうしろでスタンバイをするというファンにとってはよだれもののシチュエーション。見事にマッサージを受けるメンバーを目撃できたり・・。花道からステージに上がるような客席後ろから入ってくる感じがなんかよかったです。そして、幕が上がる。

さぁ、かみかみNIGHTの始まりだぁ!!とばかりに
「こんばんは、キッド・ファーム・トリオです!」と『s』の消えた世界で今夜はスタート!!

ある意味絶妙なアイスブレイクが入ったところで気の取り直しもなしに勢いまかせでオープニングソング「Fly-day」。 w
軽快さ抜群のこの曲に、着席した体ではリズムが取りづらいのが気になりながらも、体に感じる音と声に心地よさ・・・。やっぱりライブはいい!そして、ステージの照明も少なくシックな感じが逆にK.F.Tの音楽を「素」のままに観ることができました。
続いて2曲目「カーステレオ」。『ワン・ツー・スリー』と始まって、ベースのUSSYさんの左手が滑るように操る感じは見ていて聞いていて気持ちいいと感じた一曲。
そして歌詞が素直に素敵な3曲目「Suite」はやさしいだけの曲ではなくて、OKA-Pさんの力強い骨太なドラムによって強い気持ちに変わってきた様な気がしました。ライブ感というのはこういうところにもでるのかもしれませんが、演奏者のその日の音で変化がおきたりするものですね。

3曲目終わったところでジャパネット高田さんっぽいMCと絶妙なタイミングの咳で客席を沸かせるおしゃべりをはさんで、私が前回聴いた時にちょっとつらかった「flower」が4曲目。そのしっとりと繊細なガラスのような歌いだしに、今回は何にも邪魔されずに吸い込まれました。 途中のピアノの音とドラムの振動もよく抑えられてて、小屋のせいだったのかなぁとか少しだけ余計なことを思いつつも、見事な演奏にうっとりしました。5曲目は「パーティ・ナイト」。以前からこれだけ作曲者がちがうのかなと思っていたほど、 K.F.Tにしては珍しいアップテンポだけどけだるくアンダーな感じの曲。声がのびやかだけど「うねる」感じが違う印象を受けるのかなと思いなおしたところ、MCで実はべろんべろんに酔っぱらったところで書きあがったという話が出て、納得。w

そして、1stステージラストは「from K.F.T」。歌詞の「マーくん」※部分がどうなるかにドキドキしながら聴いていると、歌詞はいじらずそのままにISSEIさんが担当というのが、今夜のアレンジ。なんか、いろいろ試行錯誤の結果かもしれませんが、グッときました。そこに「証」があるんだなぁって勝手に想像しました。もちろんあの方への「OK~!!」はしっかりと叫ばせていただきました。w
※マーくんとは、K.F.T前パーカッション&ドラム

1stステージ終了 後、静かに流れだすCD「薬師丸ひろ子ベストナウ」。w ライブハウスの雰囲気なのか、K.F.Tの策略かは定かではありませんが、妙にツボでした。w
というわけで、意味もなく休憩中のセットリスト。
1. 語りつぐ愛に
2. 時代
3. メイン・テーマ
4. セーラー服と機関銃
5. あなたを・もっと・知りたくて
6. Woman~Wの悲劇より~

ゆっくり昭和を思い出しながらのひとときが終了して、いよいよ2ndステージ開始!
お色直しもみごとに「黒」をメインとした服装にチェンジして、ある方は「悪っぽさ」をメインにもしてチェンジされて、この時点で1stステージはMステ出演もできそうなアイドル系な服装だったことに気付きました。w
でも、なんでしょ、シックな感じがいっそうK.F.Tっぽさを表しているように思えました。

というわけで、黒い感じにプラスして、現在絶賛配信中のPodcast「きゃばりんPodcast: KFT関西風味」がステージ上で展開されて、メンバー各人の無謀(?)な目標を聞いて笑ったり、がっかりしたり(笑)、期待に胸ふくらませながら 1曲目「アシオト」。
2曲目の「ミカヅキ」 では座って弾くベースの音色がゆるやかで優しさをたたえていて、しっかりとそして力強くすべてを支えるドラムの響きに飲み込まれるようなこの曲は、少しなつかしく感じるミディアムナンバーで、バランスがいいというか、各楽器(声も含む)のアレンジによって厚みが感じられる一曲でもありました。歌詞を口ずさみ(口パク?w)ながら弾くUSSYさんがなんか可愛くも感じたりもしました。(//^^//)
そして、ベースが起立しての「Poem」。やはり座っている時とは違って体全体を使ってリズムをとり、弾きあげると伝わる躍動感が違うんだと気付かされました。楽しそうに演奏しているなぁと思いながら聴いていたら、なんと自分もいっしょに口ずさんでいることにびっくり。もうカラオケで十分に歌えるなぁとか思いながら、USSYさんのラップ部分も口にしながら、あ、ラップのところはベース弾かずに手拍子なんだと妙に冷静。w

3曲目が終わったところでブレイクタイムが入り、今夜の一人目のゲスト「金井恵理花」さん登場!!
金井恵理花さんの 楽曲「眠れない朝」をK.F.T風味にアレンジしての提供。冒頭にも書いたがアレンジもK.F.Tの持ち味だと思うのでテンションあがりました。今回は初めて聴くものだったので違いは明らかではありませんが、それでも各人の見せ場ありで楽しめました。さらに金井恵理花さんのステージパフォーマンスがすばらしく、観客はオールスタンディングで体を揺らしてクラップユアハンズな感じに。笑)ノリにノッたところで、ステージをスナック『たそがれ』に替えてISSEIさんと金井恵理花さんがオケでしっとりとデュエット。曲はディズニーの「a holed new world」。日本の曲だとこうはならないよなぁと思えるふたりの甘い掛け合いにうっとり。

そして、野望の一つであるISSEIさんの「高音の曲を歌いたい!」ということで披露された秦基博さんの「鱗」。確かにこの曲のさびはかなりのびやかな高音展開。カラオケでの練習ではマイナス4のキーから始めたというISSEIさん、1キーずつアップさせて高音にチャレンジしていった成果ははたして・・・!?とMステバージョンなMC後に結果、マイナス1での演奏。w
それでもそのぞくりとするさびには参りました。しかも、ここでゲスト2人目のギタリストのリーモさんとのセッション。素敵なアコギの音色で、ぞくっとする色気がプラスされて、文字通り「聴き惚れて」ました。

そしてそして、ギターレストリオのK.F.Tにリーモさんのギターをプラスしたカルテットバージョン!!ダンスチューンのようにアップテンポな曲で、ギターが入ることで、「遊び」が増えて、ベースの感触が特に違う感じに感じました。楽器がひとつ増えるだけで厚みと複雑さとが増えるんだなぁと鳥肌もんで6曲目「サマー・チャイルド・エンジェル」聴かせていただきました。

2ndステージ終りにOKA-Pさんタイムで「飲んでますかー!?」と実は一杯飲んで飲酒演奏が発覚。そこでペッパーランチの話が出たり、今度K.F.Tメンバーでカラオケ行くことと、そこでドラゴンアッシュが歌われることが決まり、ファンにとってはK.F.Tの日常を垣間見ることができる素晴らしい内容のMCでした。w

いよいよラストにしてメインの「レコ発」3rdステージ。過酷なスケジュールでのレコーディング秘話が語られ、涙なくしては購入できません!という感じになりましたが、既に購入してました。w

1曲目は「Venus」。ドラムからINするこの曲、そういえばベースからINする曲は聴いたことないかもとか余計なことを考えつつ、ジャズ風味でピアノの音が飛び跳ねるノリノリ(死語)なベースも弾けるアップテンポな曲。個人的にはこの曲が新生K.F.Tの音色なのかもしれないと思いました。ドラムの疾走感が印象強い曲で、そんな中でちょっと引いてから、一気にさび!!という少しトリッキーにも感じた曲でした。そしてライブではあんまり気づきませんでしたが後でCDで聴き直したら、その歌詞がかなり大変な感じで歌うのは良いですが、語って聴かせると危険なことになりそうな色っぽい歌詞でした。
これは新シングルの1曲目に収録されています。(告知。w)

2曲目は「君にスマイル」。この曲はOKA-Pさんに注目したい一曲。さらにライブではアイコンタクトをしながら楽しそうに引いている姿に見てるこっちも楽しくなって、スタンディングで手拍子しちゃいます。
これは新シングルの2曲目に収録されています。(告知。w)

3曲目は「月光」。これまた個人的に今回のシングルで一番好きな曲です。のびやかなさびが、ボーカルのISSEIさんの声を最大限に堪能できて、ピアノのリズムカルにちょっと入る弾き方がツボです。ドラムも体とドラム全体を使っての叩き方とシャープに切れ込む音が豪快で奔放で楽しくなります。そしてベースの波打つような腕の動きと回る感じのする音階が心地よく、ウッドベースでも似合いそうだなぁと思いました。
これは新シングルの3曲目に収録されています。(告知。w)

そして、アンコールは 「アース」。
その「ゆらゆら」さ加減はペンライトというアイテムで幻想的になって、
さらに「ゆらゆら」をいっしょに歌えるうれしさもライブならではでした。
ライブのはじめは自分も緊張気味でしたが、
この曲の時にはすっかり脳も体もあったかくて楽しい一日になりました。

PS.ちなみにライブハウスで『きなこ棒』が50円で売られていたことを最後にご報告いたします。 w


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